

謎の疫病が大流行している江戸の片隅のよろず屋(コンビニ)「家族商店」では、歌舞伎座の経営再建担当となった弥次郎兵衛にリストラされた喜多八が店長として真面目に働いていた。家族商店には元役者の時枝、弥次喜多と珍道中を共にした梵太郎と政之助が入り浸っているが、謎のウイルスによる不況の影響か、皆以前とは変わってしまった様子。そこへ歌舞伎座を追い出された弥次郎兵衛が退職金を抱えて現れる。その手には「世界の終わりと始まり 更新の日は近い」と書かれた意味深なビラが握られていた…。

本作は、2016年から4年連続で歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」にて上演された『東海道中膝栗毛』“弥次喜多”シリーズの最新作で、ついに歌舞伎座を飛び出して、史上初のオンライン配信歌舞伎として話題をよんだ図夢歌舞伎の第2弾として登場したもの。原作は、平成26(2014)年にスーパー歌舞伎II(セカンド)『空ヲ刻ム者』で作・演出を務めた演出家、劇作家である前川知大の『狭き門より入れ』。前川の作・演出で話題を呼んだSF群像劇の本作は、前川の才能にほれ込んだ猿之助(当時 亀治郎)が初めて現代劇に出演した記念碑的な作品でもあります。

特典映像として、スチール撮影風景やNGシーンも含むメイキング映像の他、松本幸四郎、市川中車のアドリブ掛け合いシーンをノーカットで、そして、松本幸四郎&市川猿之助、市川中車、市川染五郎&市川團子、市川猿弥、市川笑三郎によるコメント&予告を収録。その他、封入特典として、メイキングシーンを収めた初出しとなる写真を使用したポストカード(3枚)がついてくる。
【監督・脚本・演出】市川猿之助 【原作】前川知大「狭き門より入れ」
【構成】杉原邦生 【脚本】戸部和久 【監督】藤森圭太郎
【配役】弥次郎兵衛:松本幸四郎
喜多八:市川猿之助
時枝浅之助:市川中車
伊月梵太郎:市川染五郎
五代政之助:市川團子
葉刈五郎:市川猿弥
彼方岸子:市川笑三郎
鳩:市川寿猿
口上人形:市川弘太郎(声の出演)
【製作】松竹

分数:本編約111分+特典映像約15分
画面サイズ:16:9 シネマスコープサイズ
[1080p/Hi-Def]
層:BD25G
音声:(オリジナル)日本語 DTS-HD Master Audio™2.0ch
字幕:なし


※デザイン・仕様・内容は予告なく変更になる場合がございます。
発売・販売:松竹株式会社
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