特典
作品情報
時には美しく愛しく・・・
時には憎しみを持ちながらも生きた女たち・・・
■斎藤耕一監督×加藤泰脚本の最高文芸巨編！
■夭逝の画家、竹久夢二の愛と芸術をロマンの香り高く描く、昭和五十年度芸術祭参加作品。
■夢二に北大路欣也、夢二と共に生きた二人の女性にたまき役に梶芽衣子、彦乃役に中野良子。
※初DVD化（HDマスター使用）
映像特典
特報／予告篇
解説
どんな芸術家においても、その内面にはドロドロとした厳しい自己斗争、激しい精神のドラマを秘めているものです。竹久夢二という人物もまた、やさしくなよやかな美人画や人々の郷愁をさそう作品群からは想像もつかない厳しい世界を生きたに違いありません。それ故に人を傷つけ、自分も傷だらけになりながら、愛の真実と芸術の理想に忠実に生きた姿は、今日を悩みつつ生きている我々の心に突き刺さってきます。夢二と彼をめぐって登場する人々のドラマを通じてどんな時代にも避けることの出来ない人間の業を背負って男と女の情念を世界をじっと見つめたいと思います。―演出のことば 斎藤耕一 プレスシートより―
ストーリー
明治三十九年、すでに日本画壇で異彩を放ち多くのファンを獲得していた二十三才の夢二は、年上の女たまきに求婚する。彼女は夢二にとって理想のモデルであったが、結婚生活は芸術のいけにえとしていく斗争の日々であった。大逆事件で検挙され、釈放の後、妻子を捨て一人創作活動にうち込む夢二は、第一回個展のためにたまきに復縁を懇願。たまきのために港屋という絵草紙の店を開く。その二階は夢二を慕って集まる画学生のサロンとなっていた。そのサロンに笠井彦乃という美術大学の女学生がやってきた。既にたまきに新しい芸術の想像力の源としての輝きを感じなくった夢二は彦乃に没頭し、彦乃もまたそれに答えた。更に傑作を生み出し第二回個展が賞賛と激励の大盛況を納めた時、彦乃が喀血して倒れる・・・。
スタッフ
監督：斎藤耕一
プロデューサー：島津清
原作：竹久夢二 自伝絵画小説「出帆」より
脚本：加藤泰
音楽：服部克久
撮影：坂本典隆
美術：芳野尹孝
照明：津吹正
編集：冨宅理一
録音：平松時夫
CAST
北大路欣也／梶芽衣子／中野良子／いけだももこ／田中徹哉
村上冬樹／寺島伸枝／広瀬昌助／堀内正美／粟津號／丹波義隆／長谷川明男
中島久之／川島育恵／中山仁／大谷直子／森本レオ
2017年2月8日リリース
発売・販売元：松竹
【品番】DB-0926
【税抜価格】2,800円
【POSコード】4988105072121
【尺数】本編約109分+特典映像約1分
【公開日・劇場等】1975年11月1日 公開
【製作年度】1975年
【製作国】日本
【英題】--
【ジャンル】ドラマ
【音声】日本語（オリジナル）ドルビーデジタル モノラル
【字幕】なし
【画面サイズ】１６：９ シネスコサイズ
【カラー／モノクロ】カラー
【層】片面一層
©1975 松竹株式会社
